株の短期売買で儲ける本への所感

一部の株で儲ける系の本に違和感がある。

株式市場の成長率以上に儲けている、ということは、その裏で損している人がいるということだ。 株は企業成長率を考えるとプラスサムゲームだがら成長率を誤差とするほど、はるかに超えるリターンを目標とした段階でゼロサムゲームになる。

ゼロサムゲームは嫌いだが、これはあらゆるところで起きていて、目を背けているだけかもしれない。会社の給与総額はある程度きまっているし、同僚が貰えばその分自分が減る。他者に寄り添おうとする心は株式市場では禁句だが、自分はまだレベルが低いなとも思う。

もし本に書いてあることが有効だとしても、市場参加者の全員がその本を読んでしまったら、全員が同じように儲けることができない。株をじゃんけんだどして、その本の内容の裏をかく投資手法が有効になるだろう。

自分は市場平均のリターンを目指す。払うべき手数料は減らし、見えている落とし穴は回避し、もらえるものはもらう。その過程で、自分のリターンが市場平均より少し上だと嬉しいな。

研究梟

コンサルタント会社員 兼 投資家 兼 研究員

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東京大学理系卒のコンサルタント、30代。HSP。FIRE目標。投資：2012～。 趣味は読書（社会・経済・技術）。 分析力と戦略的思考で、安定と自由を手に入れる方法を探求しています。